キュアハンズ大森 の日記
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続き→正気の低下について
2012.07.04
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「正気の低下」で、この時期で考えられる例として「クーラによる体温の低下」や「冷たいものの過剰摂取」です。
それらが正気の低下を招き、結果的に湿邪に付け込まれるのです。
ちなみに湿気とは水っ気ですから、下の方に溜まる性質があるため足をむくませたり、粘々と体にまとまり付くため体を重怠くさせたり、病気の経過を長くさせます。
湿邪に侵されてから治療するのではなく、湿邪に付け込ませないこと!
それには正気の低下する行為を控えること。
実はこれ湿邪対策のみでなくて、全ての病気に言えることです。
正気の低下とは、簡単に言ってしまうと、その行為をした後に体や心に疲労感が出ることです。
ですから、どのようなことでも原因となる可能性があり、この世には正気を低下させる因子で溢れております。
ただし、どの因子で正気が低下するのかは個々の体質により変わってきます。
体質を理解するには、また少し専門的な知識が必要となります。
重要なことは、体が疲れると病気になりやすくなるということを知ることではないでしょうか。
そうすれば、人は既に疲れている時ならば、それ以上無理をしないようになります。
また例え無理せざるを得ない時も、このままその行為を続けると体調が悪くなることが予想が出来ます。
以上のことが、疲れと病気が関わることを知ってほしい理由となります。
そしてそれでも体調を崩すと予想出来る時には、ひどくなる前に是非治療を受けてみてください。
それが「未病」につながるからです。